今回は指導報告書についてです。

●目的は?
子どもたちは、家庭での顔、学校での顔、友達との顔などその時々に違った顔を見せます。それは決して、「二重人格だ。」とか言うことではありません。生きていくための知恵を学び取っていると言えるのだろうと思います。
そこで、塾ではどんな顔・様子なのかを保護者に報告します。
保護者の皆さんから見ても意外な面を見せてくれている場合も結構多くあるようです。

●内容は?
学習塾ですから、なんと言っても学習面の報告が主になります。なるべく具体的にどんな質問をしてどんなやり取りがあったとか。この単元が少しずつ解るようになってきたとかいったものです。
ただ、単に学習面と言っても、精神的・身体的なその時々の調子が、取り組みや習熟度を大きく左右する場合が多く見られます。そんなことから、精神的・身体的な面で気にかかるようなことがあれば、むしろそれらを中心に「こんな言葉掛けをしてみたらこんな風に反応してくれました。」といった報告をする場合もあります。
特に中学3年生ともなると、受験生ですから、勉強の進み具合・成績が中心となりますが、そんな時こそ逆に精神面での変化などにも注意しています。

●効果は?
一学期に一度の割合いで「父母面談」を行いますが、その合間には「指導報告書」をお送りします。「学校の成績」とか「模擬試験の成績」などには現れないところでのお子さんの変化・様子を報告できることは、保護者の皆さんにとっても、塾に通わせている効果の報告となっているのではないかと思います。

●より緻密な報告のために
Bit Campus のメール機能によって、欠席した場合の授業内容や課題などを塾生本人に対してだけではなく、保護者にも報告しています。保護者のメールには、宿題など家庭学習への声がけを必ずお願いしています。(今のところ中学3年生にのみ実施)