『入試当日に、何点とれば合格できるのか?』(都立高校の場合)

       内申点の大切さについて
   計算方法について

①換算内申を計算する

  例1.以下の点数の場合 → 42 点  主要5科の3教科が4でその他が3の場合
      英(4)・数(4)・国(4)・理(3)・社(3)    18
      保体(3)・音(3)・技家(3)・美(3)      3×4×2=24
       技能4科は、2倍する (5教科受験の場合)
  例2.以下の点数の場合 →  45 点  技能4科の3教科が4でその他が3の場合
      英(3)・数(3)・国(3)・理(3)・社(3)    3×5=15
      保体(4)・音(4)・技家(4)・美(3)     15×2=30
   ここで3点の差が出ています。

②志望校の入試点を1000点満点として、内申点を換算する。

  例〕 入試点:内申点 =7:3の場合(ほとんどの学校はこの比率です)
      内申点を300点満点として換算する。
    300× 42÷65= 193.85     300×42÷65=207.69
              小数点以下切り捨て              小数点以下切り捨て
       (換算内申の満点)65点              (換算内申の満点)65点

③志望校の総合点を調べる。

   (別紙 都立高校総合得点合格基準一覧表 新教育研究協会 参照)
  例〕  総合点 680点の高校の場合
    680-193 = 487        680-207=473
   ここで14点の差が出ています。

④入試で必要とされるおよその得点を算出する。

  例〕 入試で必要とされる得点を X とする
     X × 700 ÷ 500 = 487
               X = 487 ×500÷700   X =473×500÷700
                = 348  (347.86)       =338 (337.86)
                平均70点             平均68点

⑤ 以上の結果

    5科の平均点は、 およそ  70 点    およそ  68 点
     をとれば、良いと言うことが分かる。
      (但し、以上は、合格率60%の場合)
  合計点で10点(平均点で2点の差が出ます)
   内申点の1点は、当日と入試では、各教科で約0.7点の差として表れてきます。
  都立高校を第一志望にして、私立高校の第二志望優遇(併願推薦)をとる場合にも
  内申点が大切になります。(内申点だけで優遇がとれるかどうかは決定します)